2012年2月24日金曜日

Clean Dreaming

何か近頃最近突然さぁラップ増えてきた独りは寂しく感じるインフェスです。

仕事がちょっと忙しかったここ半月、帰ってネットができないと平日は完全にリビングデッド。
いや~生ける屍ですね、ホント。 それでなおかつ週末に人に会わないとかなりキますね。
とくに2012年になってから週末は誰かしらと会って飲む機会が多かったせいか、人に会う免疫ができたことが
逆に人とのコミュニケーションに触れてないと寂しいなんてメンタルになってきた... 完全にヤバいな。

さて話題を変えて...
寂しいだけではなく、Descendentsを観れる歓びの日が近づくにつれ、興奮を抑えきれない日常を送ったりもしてます。

ハードコアってジャンルを結局は追いかけなかったのって、このバンドを聴いちゃったからなんだと改めて思う。
かつて友人とした話題でハードコアを突き詰めてメジャー、マイナー問わずに色んなバンドを聴いてる人ってカッコいいなっていう共通認識があった。要はハードコアに詳しくてそれを本当に好きって言える人がすごく憧れってこと。

でも、ダメだった。 だってただ叫んだりがなったりしてるようにしか聴こえなかった...
もちろん引っ掛かる曲もあったしカッコいいと思えるバンドもあるけどアルバムを買おうとは思わなかった。
これってやっぱりDescendentsの存在がボク個人としては大きい。
ショーン・レノンの言葉を借りれば、なにもかも“This is ちょうどいい”ってコトなんだよね。
エッジを効かせて重くなりすぎないギターとドス黒くないベースに叩き過ぎ注意報なドラム。
それで、あのMiloの声ってのは究極のバランスな気がしてならない。ハードコアでイケなかったキッズ達にとって。

だから、3月31日に... 何度聴いても飽きの来ない「Clean Sheets」を聴いたらすごい笑顔で興奮しているんだろうな。
好きなバンドとしていの一番に挙げるバンドでもなければ、Tシャツも持ってないけど、“みたい!”ってコト。

そんなんでDescendentsを含めた最近の耳元事情でもう1つのバンドのはなし。
帰りの電車で虚ろな眼で外を眺めながら聴いてたりするんだけど(この時点で最近の自分のおかしさを改めて認識。外を眺めるてw)、これが油断してると目から汗が突然さ~増えてきたトップテンチャート。

アメリカはfromミネソタのフォークバンドでDark Dark Darkってのがいるんだけど、ご存知?
女性ヴォーカルってのは勝手な偏見であまり聴かないんだけど、海外ネットラジオで流れていたのを偶然聴いてね、
3回泣いたwwwってな具合でグッときちまったもんで、ワン・ツー、スリー?
バンド名の通り、陰な感じを受けながらもフォークならではのノスタルジック雰囲気を壊さない微妙な塩梅が良い。

Dark Dark Dark - Daydreaming


冒頭でも書いたように涙腺が弱ってるのか、曲聴いて泣きそうになるときがあったりなかったり。
まあないんだけどね。

see ya!

2012年2月12日日曜日

千石先生

時間帯的に何とも言えない気分なインフェスです、至福ENDカウントダウンに差し掛かりなんで。

今週はちょっとショックな訃報があった。
千石先生の愛称でお馴染みの千石正一さんが2月7日に癌のため亡くなった。62歳。




















この人の存在がなければ、ボクはきっと爬虫類に興味なんて持たなかったと思う。
小学生のときに足を運んだ上野動物園の爬虫類館へ行ったのも『わくわく動物ランド』で
爬虫類を嬉々として紹介していた、千石先生の影響をモロに受けてのこと。

初めてこの番組で千石先生を観たときの衝撃といったら...
本当に楽しそうに爬虫類を紹介する姿と本人のロン毛を束ねてのデカメガネの風貌は薄気味悪いのひとこと。
けれども説明は丁寧で言葉を知らないクソガキだったボクにもわかりやすく、的確そのもの。
また、自然と野生動物における考え方で人間の過剰な保護に対して否定的な点は大いに賛同させられた。

何年か前に買った、カラー写真付きの千石先生の著書を眺めているが、いつかガラパゴス諸島に行き、
イグアナを生で拝みたいという衝動に駆られる。 行かないけど。

ああ、シーシェパードのクソ野郎どもに千石先生の爪の垢を生で喰わせてやりたい気分だ。
心より御冥福をお祈りします。

see ya

2012年2月3日金曜日

A Prophet

2月... 先月殆ど更新していないインフェスが悪びれず登場。

先週末、2012年一発目の映画を観てきました。 『預言者』という2009年のフランスの作品です。
刑務所が舞台の映画となれば... いつ行くの?今でしょ!って具合でヒューマントラストシネマ渋谷へ。


















映画の内容ですが、傷害罪で猛者どもが集まる中央刑務所へ放り込まれる19歳のチンピラ、アラブ系の青年マリクが恐怖と野心に揺れ動きながらも正義泣き成長を獄中で遂げる様は口をあんぐり開けて惹き込まれました。

大抵の映画でも出てくる刑務所の派閥や組織が人種民族や宗教の違いで構成されいてる舞台は想像できていましたが、事細かに描かれた刑務所内での囚人達の対立図と駆け引きをメインに持ってきているためかなり楽しめました。

アメリカと同様に多種多様な人種が存在するフランス社会の悪の縮図といえる、刑務所という社会でマリクがコルシカ系マフィアに虐げられながらもそのグループに身を置き生き残るためのスキルを盗み、コルシカ系と対立するアラブ系との危険な橋渡しをフラフラしながらもその橋を渡りきり成りあがっていくさまは、150分という時間を感じさせない展開でこの映画の製作スタッフの巧さが伝わり、作り手の凄さを今までの映画より意識したように思います。

それにしてもこの主人公マリクを演じた、タハール・ラヒムの演技力は素晴らしいのひとこと。
刑務所にブチ込まれ時の無口ながらも虚勢を張りオドオドした仕草からの次第に力をつけ各囚人達への顔利きになる“正義泣き成長”をして弱さを残しながらも逞しさを感じる表情への変貌具合の演技が無理なく妙にリアルに感じるところに魅せられました。

終盤でヤクザ抗争よろしくな大きなことやってのけて、少し良くも悪くも映画らしいシーンになってしまいますが、淡々と進むストーリーでありながら飽きを寄せ付けない内容にインフェス的名作としてノミネートされましたw
正義や優しさを微塵も感じさせない暴力的描写を美しくもリアルに描く様はさすがおフランスといったところでしょうか。

あとは個人的なもやもやに終止符を打ってくれた作品でもありました、それは...
『アメリカンヒストリーX』を観た後に期待に胸を膨らませ臨んだ、『アニマルファクトリー』の消化不良具合を見事に払拭してくれた作品であったことをどうしてもここで言いたかった!ってコトで。

映画『預言者』予告編


ぐれいとなオススメ作品です。

see ya!