2012年1月14日土曜日

ケビン・ラブに学ぶ「白人フォワード、スターへの道」

Hello there! あんまり更新してないインフェスです。

NBAが開幕したので、そろそろバスケネタでも綴ろうかなと。

今回のフューチャーする事柄は、ずばりNBAにおける白人パワーフォワードというあまりありがたみのないステイタスについて。黒人プレイヤーのハンパない身体能力が席巻するこの世界においていかに生き残り、スターへ成るための条件的なね。

一般的に一部の超人を除いてパワーフォワード(以下PF)ってのは地味な役柄で他のポジションに比べると華がありません。スラムダンクを読んでるの人ならわかると思うけど、ホントあんな感じでリバウンド、ディフェンスが主なお仕事。
そんな地味なポジションでも要求されることのハードルといったら、厳しいッスね~!ってな具合。
これを語ると戦術理解からスクリーンなんていう実際にプレーしてない人からだと意味不明なんで省きます。

簡単に想像して貰えれば、ディフェンスには長い腕とリバウンドにはそれなりの体格とジャンプ力が必要ですよね?
これらは明らかに白人プレイヤーは黒人プレイヤーに比べると不利な点が多いってのを理解していただければ、
ノープロブレム!ハナシはサクサク進みます。 そして、重要なのは白人の中でもアメリカ国籍のプレイヤーということ。

大体の白人プレイヤーの人気選手はガードが多く、大型選手でもスモールフォワード(以下SF)だったり、ヨーロッパ系の異常なシュートレンジを持つプレイヤーで占められ、体を張るアメリカ国籍のPFは究極に地味で出場時間もかなり少ない。

そんな過酷の環境の中でオールスターレベルで活躍をするプレイヤーこそが、ミネソタ・ティンバーウルブズの主砲、
ケビン・ラブ(画像左端)、その人でございます。




















今シーズンから、スペインの至宝“リッキー・ルビオ”(画像中央)が加入し、日本でもウルブズは注目され始めてると思います。なので、目にする機会が増えると思いますので、是非にケビン・ラブというぽっちゃりPFを注目してください。

はてさて、このラブから学ぶものはというと身体能力に左右されないズ抜けた武器を2つ以上持って!ということ。

まずはじめにここでの武器というのは身体能力から生まれるモノではなく、
努力と経験とセンスで身につけることの芸です。
一芸に秀でる物なら数多く存在するうえ、そのレベルは究極の域に達し、もはや人外レベルの離れ業。
そこまでいかなくとも、NBAトップクラスに成り得るモノを2つ常備しておけば、身体能力をカバーできるというわけで。

このボクの持論を展開しているように見えるのが、ラブなんだな、これが。
そして、注目してるその2つの武器とは...

・ゴール下で戦うための柔軟なムーブ
ずんぐりぽっちり体型を最大限に活かしてのゴール下のプレーは多くのビッグマン必見のプレー。
ガチムチな黒人連中をぽっちゃり体型で圧倒するシーンは観てて爽快なモノがありますw
硬さやぎこちなさを露呈するプレイヤーが多くいるビッグマンの中でラブの動きはスムーズそのもの。
オフェンスパターンとしても巧みなステップと腕の使い方から数多くのムーブを持っているのが大きいです。
それにこういった柔らかいプレーをすることは激しいゴール下というポジションの中で
怪我から身を守る点でも重要なセンスです。

・欧州プレイヤー顔負けのシュートレンジ
今シーズン、彼のプレーみている人ならお気づきだと思いますが、明らかに3ポイント試投数が増えました。
元々、シュート力は折り紙つきの彼ですが、今や彼個人の武器ではなく確実にウルブズのオフェンスバリエーションの1つ。かつてビッグマンでアウトサイドといば意外性の飛び道具という位置付けでしたが、欧州プレイヤーの台頭や長身シューターの出現で当たり前のモノとなり、アウトサイド・スキル持つビッグマンは急増しました。
その中でもこのラブのシュート力はUCLA時代からの努力の賜物で一朝一夕のマガイものではございません。

この2つの武器でNBAにおいて高水準なプレーをしているとボクは感じています。
正直、UCLAのときから注目をしていたましたが、ここまでの成績を残すとは思っていませんでしたけどね...

それではラブのプレーで本日お開き! 余談になりますが、下記動画の2:56のプレーも必見です。
強靭な手首の力から発射されるレーザーチェストパスは度肝を抜きますw



人種における身体能力の差は絶対的なものですが、いざ試合となれば...
努力と経験とセンスで補えることをラブは実践してくれています!

see ya!

2012年1月4日水曜日

Best Album of 2011

いやはや、2011年はいつの間にか終わってました、みんなオーッス!

てなわけで、2011年のアルバムを振り返ってみようかなと。 今年は待望リリースが多かった気がします。
んじゃ、11~20位は簡単にタイトルだけ挙げようと思います。

11位:Yuck 『 Yuck 』
12位:Vetiver 『 Errant Charm 』
13位:The Vaccines 『 What Did You Expect from the Vaccines? 』
14位:Army Navy 『 Last Place 』
15位:KASABIAN 『 Velociraptor! 』(※祝ミーガン、魔王オーラ復活!)
16位:Foo Fighters 『 Wasting Light 』
17位:Waters 『 Out in the Light 』
18位:The New Beans 『 The New Beans 』
19位:Cage The Elephant 『 Thank You Happy Birthday 』
20位:Kyle Andrews 『 Robot Learn Love 』

ここに入らなかった連中も良作が多かったのですが、そこは単純によく聴いてた回数という数字での位置付けです。
だって、レッチリやらコールドプレイだってリリースしてるんですからね、今年は!

それでは気を取り直して、TOP 10の方にいってみたいと思います。
まあ、このブログを見てくださってる人なら理解して貰えると思いますが、知らねーよ!な具合です。


10位:The New Division 『 Shadows 』


前述のシングルで1位に輝いたバンドのフルアルバムです。
EP盤に比べインパクトを薄れたものの、全体的には聴き応え十分の内容。
シンセの効き具合がダンスフルなサウンドのいやらしさを消して、洗練されたリズムを生み出している様に脱帽。
2012年は是非とも来日に期待させていただきましょう!



9位:Star Fucking Hipsters 『 From The Dumpster To The Grave 』


ででで出たー!ご存知、スタファキ! CRSBマフィアのラスボスStzaのサイドプロジェクト第3弾!
説明不要なデスメタル調でいながらキャッチーなメロディをサタン・バグボイスで刻む定番は今作も健在。
新たな女性ボーカルを加えて、よりメロディアスに仕上げてきた良作。ただ、聴き込んでいくうちにこの曲に惹かれたんだな、やっぱりStzaのラップ調は良い。 2012年は本業の方を宜しくお願いします。



8位:The New Wine 『 Waves 』


fromノルウェーの4人組。 どこか懐かしさを感じる軽快なギターとファンキーなベースライン。
その懐かしさを多重音なシンセと甘いボーカルで巧く消化したサウンドに完全にヤラれました。
CDで聴くよりもライヴをお薦めするバンドでもあります。(次はいつ来るのだろうか...)
何より、物販を買わないでお馴染みのインフェスが彼らのTシャツを買ったのが大きな事件ですw



7位:Rubik 『 Solar 』


フィンランドからの刺客、11人編成の大所帯バンドからの1枚。
こんなにキラキラでダンスフルなのを披露された敵いません。無条件降伏で踊ります。
でも、これ意外の曲はけっこう抑え目で“聴かせる”ナンバーが揃っています。
視覚と聴覚で楽しめそうなライヴは是非とも拝見したいところ。



6位:Kaiser Chiefs 『 The Future Is Medieval 』


ここでやっとメジャーどころがいきなりダイレクトで生で挿入!そう、ボクらのカイザーチーフスです。
このアルバムで完全に虜になりフジロックでワンフーになりました、今までライヴに行かずに申し訳ありません!
エゲレス人が大好きな皮肉なジョークリリックを極上にメロディに乗せて突っ走るその男気は唯一無二。
これからは来日の際は足を運ぶようにいたします。



5位:Friendly Fires 『 Pala 』


ウネクネ・ダンスなエドを昨年は3度も観れたことに感謝ですw
前作同様のダンスフルなディスコサウンドをそのままにリゾートチックな優雅さが加わったのは落ち着きという進化!?
個人的にはロッキンオンのアルバムTOP 10に入ると予想していたのですが...ロキノンさんは本当にネームバリューに弱いなぁ~残念やわ~と負け惜しみ言いたくなるぐらいこのアルバムは良作でした。



4位:Bell X1 『 Bloodless Coup 』


今作も静寂な雰囲気を纏いつつ、デジタルでいてソウルフルなサウンドを展開。
ポールの優しく字余り調のボーカルは癖になることまちがいなし。わかんねえけど。
レディオヘッドとコールドプレイが好きな人に聴いて貰いたいバンド。
アイルランドじゃ、すごい人気のバンドなんですよ、みなさん?


3位:Cut Copy 『 Zonoscope 』


オーストラリアのポップエレクトロなトリオの新作。去年はi-Podでもカーステレオでもフル稼働でした。
柳が揺れるようなハイトーンボイスにマッチする耳に残るシンセは何とも心地良くうっとり。
正直、ここまで聴き入ると思わなかったなぁ。 まあシンセに弱いんすわ、自分。



2位:Teen Daze 『 A Silent Planet 』


待望の日本盤リリースにも、amazingした1枚です。 まさかリリースされるとはな...
i-Tunesでしか買えなかったマイナーミュージシャンのCDが手に入る喜びを久しぶりに味わいました。
曲の方は... ため息の出るエロクトロニカですよ... ときの流れを変えてくれるかの如く。
なんとも繊細で儚げなボーカルでメシ食ってんの?と思わせるも、i-Podに入れとくと心強いんだな、これが。



1位:Melody Club 『 Human Harbour 』


もう2011年はこれ!ぶっちぎり!3/11から来る恐怖心を溶かしてくれた最高の1枚!
地震直後にこの1枚はスウェーデンから届きました。 キラキラ・メロメロ・クラクラなサウンドに、クリストファーの伸びのあるボーカルは全てを忘れさせてくれます。みなさんも何かしら、不安や悩みを抱えてますよね?
そんなときは、ご一緒に... せーの!
ふぁ~いなり~♪ あびかむはんたぁ~~~♪♪♪


といった感じで、2011年のアルバム紹介を締めさせていただきます。
ホントにここに入らなかった連中も数多くいるので、チョイスはメンドー大変でした。

今年もなるべく更新していきたいと思いますので、変わらぬお付き合いのほどを。
see ya!